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リレートーク 12走目

2020.04.23 Thursday

こんにちは。笛吹き同人の福原徹です。
早速ですが、今藤長龍郎同人からのお題。
「笛(篠笛)と合う楽器は何だと思われますでしょうか?和楽器・洋楽器を問いませんし、声も楽器ですので日本音楽系の唄・西洋の声楽も含まれます。複数お答えいただいても大丈夫です。どのような事で笛と合うなどのお話をしてくださると大変嬉しいです。」

 

個人的、かつ、現在の考えなのですが、「笛と合わない楽器は無い」と思っています。
笛は(特に篠笛は)とてもシンプルな造りです。そもそも竹は中が空洞ですから、竹は笛になるために生えているんじゃないかとすら思えてきます。それに息を入れて音を出す。その音は、風の音あるいは人間や動物の声に近いものだと感じます。
太鼓や鼓などの囃子や、三味線、唄(語りも含む)とは、もちろん合います。と言うか、そういう作品がたくさん作られ伝えられて、演奏自体もこなれています。
では、他の楽器とはどうなのか?
たとえば、和楽器でも箏とはあまり一緒に演奏されていませんでした。(雅楽では箏と笛が共存していますが。)しかし、近年は箏曲や地歌の演奏に笛を入れることが増え、私自身もそういう機会をたびたび頂戴して、ぜひ自分のレパートリーにしたいと思うような曲もたくさんあります。
洋楽器とはどうか?
これは、合わせ方しだい、あるいは作曲や編曲しだいだと思います。
私はたびたびピアノと共演していますが、あの大きな楽器の中に自分の笛の音が溶け込んで行くような感じがします。笛は単音で、音域があまり広くなく、しかも全体に高い音であり、音程も不安定になりがちです。それが、ピアノの豊かな響きの海の中で自由に浮かんだり泳いだりしていられる。
ただ、それは誰が弾いてもそうなるというわけではなくて、音の選び方、弾く人の感性やタッチ…様々な条件があると思います。
他の洋楽器はどうか?
これまで声も含めいろいろな楽器と合わせる機会がありましたが、この楽器と笛は相性が悪い、と感じたことはありません。
ただし、相手(演奏者、あるいは作曲者、編曲者)しだい、です。どれだけ笛の音に愛情や共感を持って下さるかにかかっていると思います。(なんだか責任を相手に押し付けていますね…すみません。)
もっとも、これは洋楽器とだけではなく、和楽器どうしでも同じかも知れません。たとえば唄方や三味線方が、どこまでその笛方の吹き方というか、こうありたいと思っているものを許容、信頼、あるいは反発しつつも新たなところへ共に進んで行こうとしてくれるのか…そういうことにかかっているような気がします。(やっぱり相手に責任転嫁しすぎですね…すみません。)
まあ責任云々はともかくとして、和楽器・洋楽器を問わず、笛と同じように音が長く持続する楽器や、音域が近い楽器とは、合わせる際に工夫が必要です。笛はどうしても音が揺れますし、音程と音色が切り離せないような面があります。(そこが古典的な笛の魅力でもあります。)古典でいつも共演している囃子(打楽器)や三味線は、音がすぐ減衰し、音域もぶつからない楽器です。たとえば胡弓、ヴァイオリン、フルートなどと合わせるのは要注意だと感じます。でも、だからと言って、合わないとは言えない。
もう10年以上も前の話ですが、ある番組でペーター・ルーカス・グラーフ氏(フルーティスト)と、バルトークの短い二重奏でご一緒しました。こちらはすごく緊張して、最初のリハーサルでは音程に細心の注意を払い慎重に吹いたのですが、ディレクターから「もっと笛っぽく吹いちゃったらどうなるんでしょうか?」と言われて、今度は開き直って長唄を吹いているような感覚で吹きました。すると、グラーフ氏もちょっと笛っぽさを漂わせて吹いたりして、このほうが断然面白い!ということで、本番はこちらのスタイルになりました。(その時のグラーフ氏のフルートが、寶先生の篠笛のように感じられたのを覚えています。)
それ以来というわけでもないのですが、古典の長唄を吹く時も、他のジャンルの邦楽を吹く時も、そして自分の作品、あるいはバッハを吹く時も、同じ感覚で吹いています。子供のころ児童合唱団に通いながら一方で長唄の唄をかじっていて、当時の幼い自分にとってはどちらも「うた」であり、今もその延長線で笛を吹いているのかも知れません。

 

すみません…話が逸れて長くなってしまいました。
写真を1枚出す、とのお約束。
今回のお題には全く関係ないのですが、五年前オランダの帰りに寄ったパリのルーブルで見たレンブラントの自画像(1660年)です。


彼はたくさん自画像を残していますが、実は今、上野の国立西洋美術館にロンドンのナショナルギャラリーから1640年の自画像が来ています。誰もいない展示室に静かに掛けられているのか、それとも保管庫に入れられているのか…。

 

さて、清元栄吉同人にお尋ねします。
作曲家あるいは三味線方以外の栄吉さんの姿が想像つかないのですが、もし作曲や三味線のお仕事でなかったら、どんなことをなさっていたでしょうか?
子供の頃に憧れていた職業でもいいですし、いま秘かに抱いている野望?があればそれでも結構です。あるいは、それを生業としなくても、こういうことをやってみたい、やって行きたい、というようなことでも。

 

福原 徹
 

  • カテゴリー:福原 徹
  • 2020年04月23日(木) 22:54
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